アジア全域でのCCUS(CO2回収・有効利用・貯留)活用に向けた知見の共有や事業環境整備を目指す国際的な産学官プラットフォームとして、アジアCCUSネットワークは、昨年6月に立ち上げられました。昨年の第1回アジアCCUSネットワークフォーラムで話し合ったように、CCUSは、化石燃料の代替を短期的・大規模に進めることが容易でない一方で、大規模なCO2の貯留ポテンシャルを有するアジア地域において、脱炭素化の重要な鍵となる技術です。
第2回の開催となるこの会合は、この一年間のアジアCCUSネットワークの歩みを振り返るとともに、各国政府担当者等から構成されるアドバイザリーグループメンバーによる、CCUSに掛かる政策・法制度・支援策等に関するパネルディスカッションや、民間を中心としたCO2のボランタリークレジット制度(CCS+ Initiative)の紹介等を行います。これらを通じて、アジア全域でのCCUSネットワークの実現に向けた共通ルール作りやプロジェクト形成に向けた議論を深めたいと考えています。