2021年6月にアジア全域でのCCUS(CO2回収・有効利用・貯留)活用に向けた知見の共有や事業環境整備を目指す国際的な産学官プラットフォームとして、アジアCCUSネットワークが立ち上げられました。2021年9月に開催された第1回アジアCCUSネットワークフォーラムでは、CCUSが、化石燃料の短期的・大規模な代替が容易ではない状況において、大規模なCO2貯留ポテンシャルを有するアジア地域で脱炭素化の重要な鍵となる技術であることが強調されました。また、2022年9月に開催された第2回アジアCCUSネットワークフォーラムでは、アジアCCUSネットワークの構築のための議論を深めるとともに、CCUSが脱炭素化と経済成長の同時達成の鍵となることが強調されました。2023年9月に開催された第3回アジアCCUSネットワークフォーラムでは、世界・アジア地域のCCSのトレンドやCCS政策ロードマップに関する議論を行い、これらを通じてアジア全域でのCCUSネットワークの実現に向けた共通ルール作りやプロジェクト形成に向けた議論をさらに深めました。
第4回アジアCCUSネットワークフォーラムでは、1) 適切な法規制の枠組み構築を含むCCS/CCUSビジネスの事業化、2) 政策・経済面に焦点を当てたCCU/カーボンリサイクル、3) カーボンマネジメントとの連携を主な議題として議論をします。